CAI

端 聡 平面作品展

SATOSHI HATA EXHIBITION

会期 2020年6月25日(木) – 7月18日(土)
休館日 日曜・月曜・祝日
時間 13:00-19:00
会場 CAI02 札幌市中央区大通西5 昭和ビルB2
主催 CAI現代芸術研究所/CAI02

CAI02では5年ぶりの端 聡個展を開催する。
端は近年、あいちトリエンナーレ2016、札幌国際芸術祭2017等で大掛かりな装置によるインスタレーションを展開しているが、他方、長年のライフワークとも言える平面作品(アクリル画、コラージュ、アッサンブラージュ等)も並行して制作を続けている。
今回展示されるのは、端が昨今興味を持つ新旧の聖書、古事記、古神道、真言密教などからヒントやインスピレーションを得た平面作品10点を発表予定。
ぜひ、ご高覧ください。

端 聡 HATA Satoshi
1960年生まれ 札幌在住
美術家として札幌を拠点に活動。1995年ドイツ学術交流会(DAAD)の助成により1年間ドイツに滞在。日本国内はもとよりブレーメン、ヴェザーブルグ現代美術館、ウェーデル・エルンスト・バーラッフ美術館、ベルリンダーレムミュージアム、上海現代美術館、光州国立博物館ほか国内外で多数の展覧会に出品。1996年「VOCA/Vision Of Contemporary Art」(東京・上野の森美術館)で奨励賞、ブタペスト国際彫刻絵画ビエンナーレ(ハンガリー)で美術教育文化財団賞受賞。2000年札幌ドームにモニュメントを設置。近年では、あいちトリエンナーレ2016、札幌国際芸術祭2017に出品、また札幌国際芸術祭2014地域ディレクターなどディレクターとしても活躍している。
2004年、札幌文化奨励賞。2012年、北海道文化奨励賞。近年、人と物質との関わりをコンセプトとして作品を発表。産業革命以降の大量生産、大量消費による方向性から多くの利便性、物質的豊かさを得た反面、大量廃棄などからの環境やエネルギーの問題、金融システムからの経済格差問題など、幾つもの課題を抱えつつ盲目的な経済成長とテクノロジーの劇的とも言える速さで進んでいる中、端はそろそろ一度立ち止まり、あらゆる資源が循環するシステムへと、さらに人間の思考までも循環させるような時代にシフトしなければならないと語る。常に物質は変化することと循環することを意図とした表現を展開している。