CAI
CAIExhibitionArt projectArt schoolArtists
CAICAI
CAIAbout usAccesscontactBlogCAICAI
CAICAI
Exhibition

川村元紀個展 最高速でぶれる崖

会期  2014年11月8日 〜 11月29日
休館日  日曜祝日
時間  13:00〜23:00
会場  CAI02 札幌市中央区大通西5 昭和ビルB2
さっぽろアートステージ2014美術部門との合同オープニングレセプション 11/8(土)19:00-21:00

キュレーション 大下裕司
主催:CAI現代芸術研究所/CAI02

1980年代生まれという、インスタレーションが表現方法として既に「普遍的」となっている世代にとって、逆意的に空間とは何かと問われているようでもある。川村にとっての制作方法、行為の中の美術理論や方法論が、直接的にエステティックな空間への回答にはなり得ないとしても、インスタレーションという在り方が、一つのメディウムのようなものでも、言い訳でも、彫刻的でもなく、ただそれそのものとして存在できるのかという活動であることは間違いなく、それが故に避けがたく問われ続けている。しかしながら、同時に一体誰に?という疑問も抱えながら。

彼の言う「作為と戦っている」という状況というのは、別に空間における構成術によって成立している訳ではない。オブジェクトの配置が、彼の記号や言語や、振る舞いとして機能している訳でも、コンテクストの読み替えを生業にしている訳でもない。そうしたものを避けているのでもないが、そうしたことと戦っているわけでもない。彼の「作品」は、事実的には人為自体をさしてアートと言えないこともないような切実な膨満感の中で、彼が空間というものと比喩的ではなく向かい合っている状況や生成に形を与える事が出来たら、というもう少し純粋な願いを持っているものだとして、それらを一時的にインスタレーションと呼ぶ(呼んでしまう)ことへのレスポンスなのだ。それを中庸的な世界観として仮定できるのであれば、彼の作品は恐らく作品以上に何かを語っていることに、想起として得られるかもしれない。それを断定出来ないが故に、こうした展覧会を開催したいと思えた事を記しておきたい。


川村元紀
1984年静岡県生まれ、東京在住。金沢美術工芸大学油絵専攻卒。

主な個展に『現代の標本』(pARa:siTe、金沢、2008)、『SPACE/DEBRIS/CLOUD』(Kapo gallery、金沢、2010)。主なグループ展に『取手到達不能極 2-5-5』(Conflictable cube、茨城、2011) 、マンスリー自宅展『Only One “IRRUSION”』(亀有 DNH、東京、2012)、『ハルトシュラ mental sketch modified ‐Jimin Chun /川村元紀展‐』(CAS、大阪、2013)、『北加賀屋クロッシング 2013 MOBILIS IN MOBILI -交錯する現在-』(コーポ北加賀屋、大阪ほか東京、金沢を巡回、2013-2014)など。
http://kawamuramotonori.com/

pagetop