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Exhibition

「写真 重力と虹」藤倉翼・メタ佐藤・北川陽稔

会期  2013年1月25日(金)~2月9日(土)
休館日  日曜祝日
時間  13:00~23:00
会場  CAI02 raum1 札幌市中央区大通西5丁目昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口)
レセプションパーティ 1月26日(土)19時~
(20時より出展者3名によるトークセッション)
※入場無料ですが、会場がギャラリー併設カフェのためワンドリンクオーダーが必要となります

協力:CAI現代芸術研究所

「重力」とは、すべての事物に対する「実感」である。それは思考や内外の抑圧、あるいは事物が有りのまま存在している均衡をも意味する。
「重力」はある写真家にとっては、自らを取り巻く重苦しさの象徴かもしれない。あるいは別の写真家にとっては、心地良い空気の震えとして知覚されるものかもしれない。
「重さ」と「軽さ」とは、表裏一体である。

「虹」とは、想像を超えた歓喜を表すものである。
「虹」は生成可能なものではない。私たちにとっての虹とは、予想や予測を超えて超然とそこに現れる他者なのである。閃きや奇跡とともに生まれるもの、あるいは事物の超越的な状態…。



写真家としての私たちは、「重力」に耐えながら(あるいは程よく重力と折り合いをつけながら)水面に浮上した瞬間に、期せずして「虹」に出逢うことを渇望しているのかもしれない。
メタ佐藤にとっての重力とは、言葉と現実との間に生じる、無差別かつ際限のないエネルギーである。内外から抑圧する重力と言葉との衝突が、彼の中でエントロピーを生む。希求ではなく到達すべきものとして、虹の体現へと自らを傾斜させる行動原理が彼の欲望の総体である。
北川陽稔は、複数の事物が孕む重力を画面の中で共存あるいは衝突させ、それらを包含する超越的な時間の痕跡を、写真の中に炙り出そうとする。それは個々の事物に与えられた恣意的な意味を等価なものに還元する作業である。重力の対置と相殺、そして昇華の寓話としての「虹」がそこに垣間見えるのではないか。
藤倉翼は、すべての物事が自然に有している重力(重いものも軽いものも)を、大型カメラで軽々と吸い込み、大きく美しい虹として結晶化する。彼は最初から最後まで、写真で思考し、写真で行動する。いわば彼は呼吸をする写真機それ自体であり、一切の自意識を写真行為に介在させないかわりに、最上の無意識を画面に焼き付ける。



私たち三人は、写真にとって未知の何かを「Eureka!」と言って見つけるその時まで、カメラを携えて「虹」を巡る旅を続ける。
時には、ネガフィルムとビットマップデータの「重力」の差異に戸惑いながら…。

【展示内容】
藤倉翼:「Parade 3」(未発表新作)
メタ佐藤:「義眼、白濁す / The artificial eye becomes cloudy」他、未発表作品
北川陽稔:「annoski」他、新作数点



出展者プロフィール

藤倉 翼(Tsubasa Fujikura)
1977年北広島市生まれ。札幌市在住。
写真家である父親からの影響で1988年より写真をはじめる。02年写真事務所エアバックス設立。フリーカメラマンとしての活動を開始。
作品制作のほか、雑誌などのエディトリアル向け撮影、「三菱自動車」「トーヨータイヤ」などの広告にも写真を多数提供。
2010年より映像の撮影も手がけ、NHK札幌放送局「SmallTrip」の撮影など、多数のプロジェクトに参加。
ウェブサイト: http://www.airbags.jp/photo/

メタ 佐藤(meta sato)
北海道出身、在住。主に哲学系のテキストの副次として写真を始める。
写真活動の主目的として一方ではコード(言語・写真)を外側から俯瞰した上で再定義し、写真として表出することを試みており、もう一方では写真固有の特性を個の立場において成立させることに注力している。
ウェブサイト:http://metasato.com/

北川陽稔(Akiyoshi Kitagawa)
1978年札幌生まれ。東京にて映像作家として活動し、短編映画の制作等を行う。作品はアンディ・ウォーホルやガス・ヴァン・サントらが 名を連ねるアメリカの映画祭 Ann-Arbor Film Festival において選考上映され、調布映画祭にて入賞。
近年は北海道のランドスケープに関するビジュアル作品を制作し、キヤノン写真新世紀2011 にて入賞。
(株)Studio V.A. 代表として、ミュージックビデオや広告撮影も手がけている。
ウェブサイト:http://www.akiyoshikitagawa.com

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