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Exhibition

CAI02企画展 安藤文絵 個展
The water clock

会期  2010年6月26日(土)~7月10日(土)
休館日  日曜祝日
時間  13:00~23:00
会場  CAI02 raum1 札幌市中央区大通西5丁目昭和ビルB2(地下鉄大通駅1番出口)
オープニングパーティー  6月26日(土)19:30~ ※オープニングパーティーでは、アーティストトークを行います。 ゲストに穂積利明さんをお迎えし、司会進行役は、CAI代表 端 聡が担当。

ゲストキュレーター:穂積利明(RAM) 主催:CAI現代芸術研究所

CAI02では、6月26日(土)から、 ゲストキュレーター穂積利明による、安藤文絵個展が開催されます。
安藤文絵は、札幌に生まれ、 武蔵野美術大学大学院美術コース修了を終了後、2000年から2年間シンガポールに滞在、制作。 現在は札幌を拠点に、国際的に活動している新進のアーティストです。
ペインティングからはじまった安藤の作品は、ゼロ年代半ばに大きな転換を見せ、描かないことで描くことはできないかという問いを実践してきました。
安藤作品の根底には一貫して、描くことそれ自体が「生きること」と同意であるという含意があり、自らが描くことと他者が描くこと、その違いはどこにあるのだろう、という問いを探っていたのです。
2008年にエスエア・アワードにて、ニューヨークに滞在することにより、安藤作品は「ベッド」という支持体を見いだします。「生きること」の断面を担う行為は、すべて、寝具の上で行われます。
ひとは寝具の上で生まれ、寝具の上で眠り、寝具の上で愛し合い、寝具で病を癒し、寝具の上で死んで行きます。すなわち、生と死の場の象徴が寝具なのです。
今回の安藤文絵は、もう、単純なペインティングをやめてしまっています。ただ「生きること」と、その対極にある「死ぬこと」をめぐって、ささやかな祈りがささげられます。 ある親しかった故人のために、故人のいのちを支えた点滴のドリップに、わたしたちの血液を混ぜて、寝具の上に「祈り」を安藤は描き続けるのです。
ぜひ多くの方々にご覧いただきたいアーティストのデビューです。

ゲストキュレーター 穂積利明


The water clock

この作品は、今年の4月30日に亡くなった一人の女性へのオマージュです。
「お花のあるところは良いところ」病床で病と闘っている彼女はそう言っていました。
そして、お見舞に来てくれた人たちからもらった花を大切に捨てずに飾っていました。毎週誰かが彼女を訪れ、花を置いていき、彼女はそれを枯れても大切に飾り続けていました。 それは、彼女にとって、オー・ヘンリーの「最後の一葉」に出てくる壁に描かれた葉のように、病と闘うための希望の一つだったのでした。
人は、何も持たずに生まれ、何も持たずに死んで行きます。
ベッド。それは、生まれてきたこと、そして、命が終わることに目を向ける場所です。
血は「いのち」そのものです。
血を流すことは犠牲を意味します。
血の犠牲を払うことで、本当の祈りに結びつくと考えます。


プロフィール

武蔵野美術大学造型学部美術専攻修士修了

個展
1991年 ギャラリー悠 (東京)
1994年 ギャラリーモテキ (東京)
1998年 ギャラリーQ-S (東京) 
1999年 ギャラリー白 (大阪)
2000年 Art folio in Raffles Hotel (シンガポール)
2002年 One.99 shop (シンガポール)
2004年 潺画廊(東京)
2009年 エスキス

その他
1995年 マルチメディアin KSP CGマルチメディアシーン展II (CGアニメーション作品出展)


1991年 武蔵野美術大学油絵科研究室賞
1991年 三雲賞
1999年 現代美術賞展入選
2008年 A-airアワード

グループ展
1994年 IAM1994展 鹿悠アートサロン (東京)
1996年 IAM1996展 (東京)
2003年 Christmas in Peace展 (東京佐藤美術館)
2004年 絵画の場合2004 ポルトギャラリー(札幌)
2005年 絵画の場合2005 ポルトギャラリー(札幌)
2007年 IAM Juried exhibition 2007
Beyond Boundaries 2007  gallery d.g.(東京)
絵画の場合2005
2008年 IAM Juried exhibition 2008
Beyond Boundaries 2008 gallery d.g.(東京)
分子のかたち展 北海道大学総合博物館 (札幌)
2009年 IAM Encounter 2009
612621  菊池則雄邸建設予定地(札幌)

http://fumieando.blogspot.com/
http://web.me.com/fumieando/work/home.html


■ゲストキュレーター穂積利明(ほづみとしあき)
美術館学芸員、npoS-AIR理事、RAM(R Art Management)アドバイザリースタッフ。札幌生まれ。北海道教育大学札幌校(特設美術)卒。1988年より北海道立の美術館学芸員として約50本の展覧会企画に関わる。1997年からヴェネツィア・ビエンナーレをはじめとする各国際展を見て回り、2004年?2006年北海道教育大学非常勤講師(現代美術)および北海道新聞の美術季評を担当した。所属学会はクィア学会、大学美術教育学会、北海道芸術学会。

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